スプーンの持ち方を笑う

クジラに食べられたいって話をしている
その単語の意味を知っているのは君だけで
君の事を知らないのは僕だけだと感じていた
そうして気高い嘘を吐き続ける

共有したい ブリキの兵隊が進む 顔を失う

スプーンの持ち方を笑う君に触れた
沢山の言葉が奪われていく、ここに怖い人はいないのに
ルクリアをあげるクジラに食べられる方法を教えられる
そしてもう

単語の意味を失くした
気高い嘘も
また何かを壊してしまうなら
ずっと救われていたい

スプーンの持ち方を笑う君を忘れた
沢山の記憶が汚れていく、そこに僕達はいないのに
君の事を知らないのは僕だけ、これからもずっと

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