わたしの絵を描いて

優しい左目ルクリアの束、誰も知らない童話を教えて

「ねえわたしの絵を描いてよ」
君は壊れた身体のままでおまじないを信じている

そうして僕ら靴を失くした
生まれ変わったら幸せになろう
聾唖の町の子供たち、意味なんかない言葉で話していた

僕は牧師に跪き罪を待っている
動かない玩具を抱きしめている

「ねえわたしの絵を描いてよ、二人だけしか知らないこと。汚れてしまっても優しく生きて、綺麗な言葉だけを選んで。そして季節が変わる前に、心の意味をあなたにあげる」

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