見えない遊びをする飴玉を頬張っている バクパイプの音がする 君はシャボン玉を吹いている。僕はただ立ち尽くしてそれを見ていた
何処かの海が乾いて、女の子は声を失った。どれくらい変われたら誰かになれる?僕は聞こえないフリをした。
白い塔の中で、女の子は床に寝転がる。体温を吸いとる悪魔みたいだ。僕は聞こえないフリをした。
もう帰ろう遊び場へ。汚れたままで乾いていく。君は奇跡を祈っている。僕は触れられない気がした。
もう帰ろう遊び場へ。きっと誰にもなれない。僕は奇跡を祈っている。君は優しい人に連れていかれる。