anschluss

絵画の海に溺れていく僕らいつも間違えようとした。
飾られた悲鳴に群がる人たち、答えはもう誰にも解りはしない。

アルコールランプの火に名前をつける、そうして遊んでいたかった。
痛みだけが頼りだとしても、この体温で暮らしていくために意味のないフィルムを残した。砂場で笑う子供たち、君の髪が伸びていく。

処刑を待つ僕たちは「明日幸せになれるのか」なんて飽きもせずに考えている、微笑み合っている。それはくだらないこと?

この映画に終わりはない、画面の外で死んだ二人。パレードが君を連れていく、慈愛はもう僕に届きはしないんだ。

届きはしない!!!

絵画の海に溺れていく僕らいつも間違えようとした。
パレードの中で君は踊る。もう僕は君に何も渡せはしないんだ。

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