march#30

ずっと、小刻みに揺れる花を、
眺める君の手は
気付いてるの?
枝離れ、空に散っていくこと。

あぁ、見える見える。
汚れてるすら通り越して、
歪んだ朝がもう来なきゃいいな。

枯れた道歩き
ふと散った刹那
交わす冷たい微笑みは
願えば伝って次第に落ちる

ねぇ、交わした僕ら手を掴んで、
ほらとたんに 消え去って。
もう繋いだ君の手は 嫌いで嫌いで嫌いで、

ねぇ、繋いだ僕ら手を、

また夜は 消え去って
空っぽの 朝が来て
僕の嘘 包んだのは
空っぽの君だ。

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